大切にしたい保育観(子ども観)

 札幌ゆたか幼稚園が大切にしている“子どもの姿”は自分らしく周囲の人と共に生きる姿」です。具体的には「生まれながらもっている気質をベースに、環境によって形成される性格や嗜好性(好み)=<個性>」を大切にしながら、「他者と感情を共有しながら、互いに心地良く過ごすことができる<社会性・協調性>」を育んでいくことです。

れは「子どもが主役」「子どもに生きる権利が与えられている」と言った、子どもが主体的に遊びや生活を営む姿とも言えます。それは当然のことながら、「先生と子どもの信頼関係」「ゆったりとした時間の流れの中で自分を出せる雰囲気」等々の環境に支えられています。

 

 そのような環境を意図的に構成することが、園長をはじめとする保育者の役割であり、子どもの育ちを見通した保育の計画にも繋がることでしょう。このような子どもに寄り添った保育を実践していることは、一見当たり前のこととして捉えられますが、残念ながら全国の幼稚園・保育園・認定こども園の中には「子どもが主役ではなく先生が主役(教師主導の保育)」や「子どもに生きる権利が与えられていない生活(遊びの自由や選択の余地がない、先生に支配され、コントロールされる保育)」を「子どものための保育」として掲げ、大人(保護者)の満足感を第一に考え、子どもの気持ちが置き去りにされている残念な現状があるのも事実です…。

 

  保育の場面において保育者が意識したいことは…「一人ひとりにかける言葉」「一緒に遊ぶ姿勢」「共感的且つ受動的な眼差し」「醸し出している雰囲気」等々、細かく言えばきりがありませんが、「保育者が上で子どもが下」の上下の関係ではなく、「傍らで共に」の横の関係が、「主体的に生きる子ども」を尊重した保育に繋がり、その上で一人ひとりの成長発達を支える「意図を持った保育」を営んでいくことが大切なことだと思います。そのような環境で育った子どもは将来、「社会を創造する市民」として様々な分野で自分の持ち味を活かして活躍することでしょう。