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「札幌ゆたか幼稚園」の教育内容や子ども達の様子、その他様々な情報を発信する「園長のひとりごと(ブログ)」です。

2017.09.13 Wednesday

by spyutaka2

2歳児の心の中

今回は札幌ゆたか幼稚園の2歳児クラスの子どもの気持ちを、紐解いていきたいと思います。

 

そもそも「学年2歳児(年度中に3歳の誕生日を迎えるお子さん)」は、ようやく自分の気持ちを”つたない言葉”で表現できるようになる発達段階です。

しかも、言葉の発達は個人差もあります。

 

そんな2歳児の「言葉にならない(出せない)心の声」を、私なりの言葉でポエム風に表現してみました。

場面は朝の「登園風景」です。

 

 

ぼくの気持ち…(言葉にならない心の声)

 

僕は幼稚園に行くんだ!

でも、お母さんと離れるのはちょっと寂しい…。

いよいよ家を出て幼稚園に出発。

幼稚園の玄関にたどり着くと、なんだか急に全身に力が入り固くなる…。

目の前には信頼できる大好きな先生が僕を温かく見つめてくれる。

よし!外靴を脱いで自分の教室に向かおう!

でも、やっぱりお母さんとは離れるのは寂しい…。

いや、離れたくない!

それでも幼稚園は楽しいところなのは知っている。

自分のお気に入りの玩具はあるし、自分の居場所もある。

僕の気持ちを受け止めてくれる先生もいるし、一緒にいて楽しい気持ちにさせてくれる友達もいる。

どうしよう…。

とりあえずお母さんと一緒に教室まで向かうことに…。

教室に入って一通り準備が終わると、いよいよお母さんと離れる瞬間が訪れる…。

やっぱりお母さんとは離れるのはヤダ!

とりあえず玄関までお母さんと先生と一緒に行くことに…。

僕は知っている。

幼稚園の玄関はお母さんと離れる場所。

幼稚園の玄関はお母さんに「行ってきます!」を言う場所。

でも、今日は「行ってきます!」の気持ちが湧いてこない。

どうしよう…。(お母さんもどうしたら良いのか…複雑な気持ち…)

悲しい気持ち、不安な気持ちが抑えられず居ても立っても居られない。

僕の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。

僕は「嫌だ〜!」と大きな声を出して抵抗してみる。

僕はダメなことを知っている…それでも…「お母さんと幼稚園にいたい!」

しかし願いは叶わず、ついに本当に離れる時が…。

お母さんも悲しそうで心配そうな顔で僕を見ている。

僕は大好きな先生に抱かれながら、泣きながらお母さんと離れることに…。

でも、僕は知っている。お母さんは必ず迎えに来てくれることを…。

それでもやっぱり悲しい気持ちは抑えられない…。

 

しばらくの間、包み込まれるように先生に抱かれながら心の中で葛藤している。

(“自立しようとしている心”と“依存したい心”が行ったり来たり…)

やがて、先生と一緒に安心・安定できる自分の居場所の教室に向かうことに…。

自分の教室の中で大好きな玩具で遊ぶと、徐々に気持ちが晴れていく。

僕はいつの間にか遊びに夢中に…自然と笑顔になってきた。

もう大丈夫!

幼稚園は僕の大好きな場所。

楽しい遊びに夢中になっていると時間はあっという間。

帰りは大好きなお母さんが迎えに来てくれるから…。

僕の顔には流した涙が一粒輝いていた…。

 

 

毎朝お母さんと一緒に歩いて登園してくる2歳児の、何とも言えない複雑な気持ちが伺えるのでは…と思います。

 

当たり前ではありますが、「お母さんは大好き」です。

 

一方で、入園して半年も経つ頃になると、幼稚園には「大好きな先生」がいること、「自分の好きな玩具(物や生き物等)」「自分の安心できる空間(教室)」があることが、2歳児なりに理解してきます。

(条件が整えば、子どもの心は徐々に安心・安定していきます。)

 

それでも頭の中は「大好きなお母さん」と「大好きな幼稚園」が入り混じり、自分の力だけでは整理ができません。

 

頭のどこかでわかっていても、現実を中々受け入れられない。

自分の力で気持ちを切り替えることが、中々難しい。

 

これは2歳児のみならず3歳児にも見られる姿であり、もっと言えば4歳児以降も場面によっては度々見られることと思います。

 

私達が大切にしたいことは、この時期の「言葉にならない(出せない)心の声」しっかりと受け止め、そして向き合い、丁寧に返していくことです。

 

子どもの気持ちを十分に理解した上で、子ども自身が自立に向けて成長できるような援助は何か…

このような成長過程の営みをゆったりとした時間の流れの中で、支えていきたいものです…。

 

 

 

 

 

 

お母さんと離れた後は、生き生きと晴れ晴れした表情で、自信を持って遊んでいた様子が見られました!