「いざこざ」〜人間関係の構築に欠かすことのできない経験〜



“いざこざ”は、互いが安心して自分を出し合える関係になり、その中で思いの食い違いや意見のずれが表に現れるようになって、初めて起こるものです。

ですからこの時期(7月頃)の年少児のように自分自身の自己発揮に精一杯な状態の中では、“いざこざ”までは発展することは殆どありません。

友達とのある程度深いかかわりの中から、互いに思いをぶつけ合う“いざこざ”と呼べる状態は、今まさにこれからの年中児(2学期位から)の姿が当てはまると思います。

そのような“いざこざ”を沢山経験し、互いの思いや考えを知り、葛藤や挫折感を味わうことで相手に対する態度を変えていく…そんな過程(プロセス)を経て、この時期(7月頃)の年長児のように友達と関わって遊ぶことの楽しさを実感していくのです。


“いざこざ”は「相手を知り」「自分を知る」ことのできる大切な学びの機会なのです。

以上のことから子ども同士の“いざこざ”の場面を可能な限り見守り、解決(仲直り)することだけに重きを置くのではなく、互いの自己発揮(自己表現)を十分尊重した上で、互いの思いを受け入れ、その後の関係性(深さ・絆)がより豊かになるよう、大人として必要に応じたかかわり(介入)を心掛けていきたいものです。